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鼻炎合併喘息の治療とロイコトリエン受容体拮抗薬

松永和人一ノ瀬正和

喘息 Vol.19 No.1, 2-6, 2006

上気道と下気道におけるアレルギー性疾患の病態生理には密接な関連性があることが示されてきており, “One airway, one disease”という概念が提唱されている1). 本稿ではアレルギー性鼻炎と気管支喘息との関連についてこれまでの知見を紹介し, 鼻炎合併喘息の治療におけるロイコトリエン受容体拮抗薬の役割について概説する. I. 喘息とアレルギー性鼻炎の合併 これまでの疫学的調査によりアレルギー性鼻炎患者の約30~40%に気管支喘息が合併し, 気管支喘息患者の約30~80%にアレルギー性鼻炎が合併することが報告されている1)2). アレルギー性鼻炎と気管支喘息の罹患率は先進国において高い傾向にあり, 各国での両疾患の罹患率は似通った傾向を示す3). またアレルギー性鼻炎は喘息発症に先行することが多く, 喘息発症の危険因子の1つと認識されている. 成人を対象とした23年間の追跡調査によれば, アレルギー性鼻炎を有する患者は有さない患者に比べ約3倍の頻度で喘息を発症したことが報告されている4).

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