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特集 骨免疫学の進歩が変える骨関節疾患アプローチ

Ⅳ.骨免疫学と新たな治療への展望 1.チェックポイント阻害薬によるがん治療―がん骨転移治療の可能性も含めて―

秋山達河野博隆

THE BONE Vol.31 No.2, 83-87, 2017

免疫抑制を解除し,抗がん免疫によりがんを治療するチェックポイント阻害薬の登場により,がん治療が大きく前進しようとしている.しかしながら,2010年代に臨床応用されたいまだ歴史が浅い治療法であり,副作用もこれまでの化学療法剤とは異なる.チェックポイント阻害薬による最適ながん骨転移マネジメントについてはいまだ不明であり,今後のデータ蓄積と骨免疫学的観点も含めた多面的な解析が重要であると思われる.
「KEY WORDS」チェックポイント阻害薬,骨転移,がん治療,免疫療法,PD-1,CTLA-4

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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