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特集 骨代謝マーカーⅢ

TOPICS 骨代謝マーカー値に対する皮質骨環境・海綿骨環境の影響

矢島愛治稲葉雅章冨永芳博田中元子新田孝作佐藤滋伊藤明美

THE BONE Vol.26 No.4, 67-73, 2012

ヒトの骨は約70%が皮質骨, 残りは海綿骨から構成されている. 各部位の骨代謝は年齢, 性ホルモン環境, 肝腎機能, 投与薬剤によって変化する. これらを考慮に入れて骨病変の診断および治療を行っていく必要がある. さらに, この分野は目まぐるしく新しい研究報告がなされており, 特に最近, Osteocyteの研究が進み, この代謝を表すともいわれている骨小腔面を骨面とみなし, Osteocyteが従来の海綿骨, 皮質骨面のBone remodeling, Turnoverに与える影響についても述べた. Transihac bone biopsyを行うと骨組織診断および治療効果判定は海綿骨および皮質骨の内板・外板において行うことができる. 骨生検前に必ず骨盤部CTを撮影し, 骨盤内の病変(たとえば腸管の骨盤骨内壁への癒着など)を調べ, さらに生検前の食物は低残差食にするなど, 骨生検に伴う事故を防ぐように努めており, 現在までに事故はない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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