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骨粗鬆症を取り巻く医療経済

Ⅱ.骨粗鬆症の医療経済 骨粗鬆症における各種骨折の医療経済

萩野浩近藤暁子大﨏美樹

THE BONE Vol.23 No.2, 47-51, 2009

骨粗鬆症治療の費用対効果を検討するためには, 治療によって予防できた骨折の治療費評価が必要である. 高齢者に好発する骨折のうち, 発生頻度の高いものは, 脊椎骨折, 大腿骨近位部骨折, 橈骨遠位部骨折, 上腕骨近位部骨折であり, このうち脊椎骨折の治療費は平均78万円程度, 大腿骨近位部骨折の治療費は平均140~147万円と報告されている. 発生率とその治療費用から, 骨粗鬆症性骨折に要する費用は年間1兆円弱と推計されており, 高齢者人口の増加に伴って, 今後その費用はさらに増大するものと予想される. 「はじめに」高齢化が進んだわが国では, 以前のような右肩上がりの経済成長が望めない現状であり, 医療費に関しても増加の抑制が課題とされている. 限られた社会資源を最も有効に利用する努力が必要となり, 治療薬に対しては有効性が求められるとともに, 費用に応じて十分な効果があることが論理的に示されるべき時代となっている.

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