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癌と骨病変

癌に伴う骨病変の治療 乳癌の骨転移に対するビスフォスフォネート治療の現状と展望

上田直子山田公人海瀬博史河野範男

THE BONE Vol.22 No.5, 75-80, 2008

ビスフォスフォネート製剤は破骨細胞による骨吸収を抑制し, 骨転移患者の骨関連症状を改善, 予防することから, 骨転移治療での使用が推奨されるようになった. その一方, 近年重大な副作用として顎骨壊死が報告されており, 使用にあたっては注意を要する. また, ビスフォスフォネート製剤の直接的な抗腫瘍効果およびγδT細胞の誘導なども報告され, 今後新たな治療法への期待も高まっている. 「はじめに」進行乳癌では65~75%が骨転移をきたすといわれる1)2). 再発乳癌治療はQOL維持が重要であり, とりわけ骨転移症例は疼痛, 骨折, 高カルシウム血症などの骨関連症状(skeletal related events:SREs)に悩まされるため, 症状をうまくコントロールし, 患者の日常生活を維持することが骨転移治療の重要な課題となる. 骨転移のメカニズムが解明され, ビスフォスフォネート製剤(BPs)による破骨細胞を標的にした治療によりSREsが改善されることが証明され, BPsは骨転移治療に欠かせないものとなった.

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