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癌と骨病変

癌に伴う骨病変の治療 前立腺癌に対する内分泌療法に伴う骨病変とその治療

井手久満堀江重郎

THE BONE Vol.22 No.5, 71-74, 2008

骨転移を有するような進行性前立腺癌や前立腺全摘除術後の再燃癌に対して男性ホルモンを除去する内分泌療法が行われる. しかし, 内分泌療法は骨量の減少を引き起こし, 骨粗鬆症や骨折などの重篤な合併症を招く可能性がある. 内分泌療法に伴う骨量減少については, 泌尿器科医にとってもようやく広く認識されはじめたばかりである. その治療法において, ビスフォスフォネート製剤の有効性が確立してきたが, 特に骨転移癌を伴う骨粗鬆症に対する集学的治療や診断・治療選択におけるアルゴニズムの必要性など, さらに検討すべき課題も多く残っている. 「はじめに」泌尿器科領域において, 高率に骨転移を生じる癌として, 前立腺癌, 腎癌, 尿路上皮癌がある. 腎癌, 尿路上皮癌は骨破壊性の変化をきたすが, 前立腺癌は造骨性変化をとることが多い. 前立腺癌細胞は男性ホルモン(アンドロゲン)依存的に増殖する. したがって, 男性ホルモンのシグナル伝達系をさまざまなレベルで抑制する治療戦略が前立腺癌に対して用いられている(図1)1).

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