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特集 皮膚アレルギー疾患のbreakthrough

接触皮膚炎の改訂診療ガイドラインの展望

横関博雄

Pharma Medica Vol.36 No.4, 25-30, 2018

接触皮膚炎は皮膚科医が診療する頻度の高い疾患であり,原因を確定し,その原因との接触を断つことができれば根治できる疾患である。しかしながら,原因が明らかにされていない場合や,適切な防御方法がとられていない場合には難治となり治療に苦慮することが多い。診断には原因を確定する手段であるパッチテストが有用であるが,その施行方法,判定方法,結果の考察,患者への生活指導,社会へ結果を還元する一連の診療技術にはある一定期間の修練が必要である。原因を明らかにする有力な検査方法であるパッチテストは手間と時間がかかり,保険点数も低く,一般皮膚科診療でパッチテストは活用されているとはいえない状況である。
「KEY WORDS」接触皮膚炎/ステロイド軟膏/ガイドライン/パッチテスト

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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