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特集 多発性骨髄腫の最新情報Ⅱ

微小残存病変評価方法と臨床的意義

Prognostic value of minimal residual disease response assessment in multiple myeloma.

髙松博幸

Pharma Medica Vol.34 No.1, 59-63, 2016

「はじめに」これまで多発性骨髄腫(multiple myeloma;MM)の治癒は困難とされ,新規薬剤が登場するまでの完全寛解(complete remission;CR)の達成率は数%~十数%程度であった。しかし,新規薬剤の開発によって,CRの達成率は50%以上まで上昇し,さらに高感度な検出系を用いても微小残存病変(minimal residual disease;MRD)が検出できないきわめて深いCR状態が達成できる骨髄腫症例の存在が報告されるようになった。そのような深い完全寛解が達成された場合には,長期間にわたる寛解状態が維持され,一部の患者では治癒に至る可能性が示唆されている。本稿では,CR症例をさらに層別化できる可能性のある新規MRD検出法とその臨床的意義について概説する。
「KEY WORDS」多発性骨髄腫,微小残存病変,マルチパラメーターフローサイトメトリー,次世代シークエンサー

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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