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地方医療史概観 製糸の町で開業医90年モノ語り

第18回 太陽治療灯など(昭和か)

白川貴士

Pharma Medica Vol.32 No.4, 88-89, 2014

現代でも皮膚科や整形外科などで治療に使うのではないかと思う. 高校生の頃にニキビがひどくなって, 郡庁所在地に一軒だけあった皮膚科に行ったことがある. 考えてみれば30年も昔の話なのだから, 全く一昔である. 私もいまではニキビどころか必要な脂質も出なくなって, 老人性乾皮症の心配をする始末だ. このY医師は非常に腕がよくて評判だったが, 処方が全て調合薬で市販のままの軟膏は使わない方だった. そこで老医が亡くなったあとは, 秘伝の軟膏類もろとも彼の治療技術は失われてしまったのだが, そういった話はかつてあちこちにあったのだろう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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