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特集 整形外科領域と再生医療

骨・軟骨再生 細胞シートによる関節軟骨再生治療

佐藤正人

Pharma Medica Vol.31 No.4, 15-19, 2013

「はじめに」東海大学では, 自己細胞シートによる関節軟骨再生医療をヒト幹細胞臨床研究として厚生労働省へ申請し, 厚生労働大臣通知(厚生労働省発医政1003第3号平成23年10月3日)により, 実施が認められ, 2011年11月に第1例目の自己軟骨細胞シート移植を実施した. 現在までに7例がエントリーされ, 4例の移植が終了している. 厚生労働科学研究費補助金再生医療実用化研究事業として行われているヒト幹細胞臨床研究(http://cellsheet.med.u-tokai.ac.jp/)ではあるが, 従来の軟骨再生医療とは一線を画し, 日本ではじめて, 変性した関節軟骨にも実施が認められたものである. しかし, 現在の適応条件での臨床研究がわれわれの目指すゴールではなく, 低侵襲で有効性の高い, そして普及しやすい治療法の開発が必要であると考えている. われわれは, これまでに関節軟骨の修復・再生に関する基礎的研究を, in vivo実験では, マウス, ラット, 家兎, そしてミニブタを用いて有効性と安全性に関して実施してきた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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