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関節リウマチ治療の最前線;現状と展望

新しい薬物治療の将来展望 セルトリズマブ

保田晋助

Pharma Medica Vol.28 No.3, 53-55, 2010

「はじめに」「セルトリズマブの構造と作用機序」セルトリズマブ ペゴル(certolizumab pegol;CZP)は, 抗ヒトTNFα抗体のFab'部分にポリエチレングリコール(polyethylene glycol;PEG)を結合させた製剤である. PEGを結合させることで免疫原性が低下, 蛋白分解を受けにくくなるとともに体内での薬物動態も変化し, 動物実験からは炎症部位に集積しやすくなる可能性が示されている. CZPが有する2つのFab部分は比較的安価にリコンビナント蛋白の作成が可能な大腸菌を用いて作成され(それぞれ20kDa), 抗原認識部位の逆側でPEG(40kDa)に結合している. CZPは可溶性TNFαおよび膜結合TNFαと結合するが, Fc部分をもたないため通常のモノクローナル抗体製剤と比較して細胞毒性が少ない. CZPの半減期は皮下注投与で約14日であり, 2~4週間隔で投与を行う. 2008年, CZP(商品名Cimzia)は米国FDA(Food and Drug Administration)によりクローン病の治療薬として認可された.

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