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やせの医学

やせの病態生理 摂食障害の高次脳機能;身体イメージの認知基盤

三宅典恵岡本泰昌山脇成人

Pharma Medica Vol.27 No.10, 25-28, 2009

「はじめに」摂食障害(eating disorder;ED)は若年女性に多く発症し, 極度のやせを呈したり, 拒食や過食, 自己誘発性嘔吐などの食行動異常がみられる疾患である. また, EDの病相期においては肥満恐怖や身体イメージの障害を含めたさまざまな認知障害が認められることが, 臨床上よく知られている. 近年の機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging;fMRI)などの脳機能画像検査技術の進歩に伴い, 精神疾患の病態を生理的な脳機能局在から解明しようとする研究が行われるようになってきている. ED患者では, 身体イメージに関連した情報の認知プロセスが健常者とは異なることが予測されている. また, EDは主に神経性無食欲症(拒食症)と神経性大食症(過食症)に分類されており, これらのEDのサブタイプに特徴的な脳機能異常が存在する可能性も考えられる. このような観点から, われわれはEDに特徴的な認知基盤を明らかにするために, 脳機能画像解析法を用いた研究を行っている.

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