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消化器疾患に対する内視鏡診療の進歩

詳細な診断法 超・拡大内視鏡

井上晴洋加賀まこと南ひとみ菅谷聡佐藤嘉高浜谷茂治塩川章工藤進英

Pharma Medica Vol.27 No.3, 13-17, 2009

「はじめに」 1990年ごろより, 80~160倍の拡大能を有する拡大内視鏡が登場し, 大腸においてピットパターン診断が表在病変の性状および深達度診断に有効であることがKudoらにより報告された1). 一方, 重層扁平上皮に覆われている食道では, 腺管開口部(ピット)にあたるものは観察されず, 扁平上皮乳頭内における毛細血管のパターン診断(IPCL;Intra-epithelial papillary capillary loopの診断)が病変の質的診断に重要であることが判明した2)3). さらに胃でもdemarcation lineの認識および異常微小血管の出現が重要であることが報告4)されている. 一般的に, 上部消化管用の拡大内視鏡は80倍前後の拡大能を有しており, “ピットパターン”や“表層の微小血管網”2)-4), の変化を鮮明にとらえることができ, 日常臨床上においてその有用性は高いものであることが判明してきた. このような流れのなかで, 細胞診のように癌細胞そのものを観察できないか?!と考えた.

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