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不整脈治療の最新動向―薬物療法か非薬物療法か―

特集にあたって

小川聡

Pharma Medica Vol.25 No.5, 9-10, 2007

不整脈治療の基本が薬物療法である時代が長く続いてきた. さまざまな作用機序を有する新規抗不整脈薬が次々と開発され, 各不整脈の電気生理学的機序が解明されてきたことも相侯って, 適正かつ有効な薬物療法が発展してきたといえる. この過程のなかでの画期的出来事が1989年に発表されたCAST試験であり, この結果が抗不整脈薬への信頼感を失墜させ, 全世界に混乱をもたらしたことは記憶に新しい. しかし, このなかから新しい潮流が生まれた-それがSicilian Gambit会議から発信された新しい概念である. 従来の経験的治療から脱し, 不整脈の病態生理学的機序に基づいたより論理的な治療を推奨したもので, 1990年から2000年までに計4回開催され, 最近話題になっているupstream approachもこの会議から提案された考え方である. 筆者も第3回会議から参加し, 討論内容の先進性, 論理性に感銘を受けただけでなく, 特に抗不整脈薬の使い分けへの提案が実地診療へ生かされるべきであると強く感じた.

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