category13.gif


特集 リンパ浮腫の臨床Up-To-Date

リンパ浮腫の治療:圧迫療法

Angiology Frontier Vol.12 No.2, 42-49, 2013

松原忍前川二郎孟真

「Summary」リンパ浮腫治療の原則は, 複合的治療である. このうち, 圧迫療法は非常に重要な地位を占め, 弾性着衣においては丸編みと平編みの特性を, 弾性包帯においては伸び硬度の違いを理解したうえで適切な圧迫方法を選択することにより, 非常に良好な治療効果が得られる. しかし, 患肢の形状や患者の身体状況によっては継続治療が困難なケースもみられ, さまざまな工夫を要することも稀ではない. 本邦の圧迫療法の概要を述べる. リンパ浮腫において, 圧迫療法は非常に重要な治療法となる(図1). その効果としては, (1)重力の影響を改善する, (2)過剰な血管外漏出を抑制する, (3)静脈・リンパ管の運動能を改善する, (4)圧迫時のリンパ管への影響1)が挙げられる. 浮腫とは組織間液が過剰に貯留した状態と定義されているが, 圧迫療法は重力に対抗して組織間圧を上昇させ毛細血管からの漏出量を軽減し(Starlingの法則), 筋ポンプ作用をより効果的に発揮させることで静脈やリンパ管の輸送能力を増加させる.


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

【PR広告】

診療ガイドライン UP-TO-DATE 掲載開始

【PR広告】

目次から記事を探す