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特集 光老化

Feature Articles 特集論文 3.UVBによる皮膚障害

Bella Pelle Vol.2 No.3, 24-27, 2017

錦織千佳子

太陽光線によって生じる生理的な反応のうち急性期の反応として日光皮膚炎(日焼け),免疫抑制反応,ビタミンD3合成が知られており,慢性期の反応としては光老化,とくに皮膚発がんが知られるが,それらの主たる作用波長はUVBである.もっとも,UVBとUVAはあくまでも連続したものであるので,厳密に分けることはできない.太陽光の生物効果は光エネルギーによっているが,エネルギー量は波長に反比例するので,波長の短い光ほどエネルギーが大きい.紫外線はイオン化に必要な10eVより少ないエネルギーしかもたないため,紫外線の生物学的な作用は励起作用による.光が生体で何らかの反応を及ぼす際には,必ず生体内の分子に一旦光エネルギーが吸収されることによってその物質の反応性が増すことにより,周辺の分子との反応を引き起こすという過程を経る.


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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