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第4回重症肺高血圧症カンファレンス

基調講演 適切な治療を適切なタイミングで導入するために

Pulmonary Hypertension Update Vol.1 Suppl., 34-38, 2015

松原広己

かつて原発性肺高血圧症(primary pulmonary hypertension:PPH)と呼ばれていた特発性肺動脈性肺高血圧症(idiopathic pulmonary arterial hypertension:IPAH)は, 診断からの平均生存期間が2.8年という極めて予後不良な疾患であった1)。一方,2002~2003年にIPAHの生存率の検討を目的にフランスで実施された前向き研究では,プロスタサイクリン誘導体,エンドセリン受容体拮抗薬(ERA),ホスホジエステラーゼ(PDE)-5阻害薬の3系統の肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH)治療薬がすでに使用可能であったにもかかわらず,IPAH患者の3年生存率は54.9%にとどまっていた2)。これはエポプロステノールの投与率が低いこと,エポプロステノールが投与されていても投与量が少ないこと,単剤治療が主流であったことなどが原因として考えられる。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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