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State of the Art(Thyroid Cancer Explore)

(基礎)甲状腺発癌リスクの理解を深めるために
Further understanding of thyroid cancer risk

Thyroid Cancer Explore Vol.2 No.1, 24-31, 2016

山下俊一

「Summary」福島原発事故以降,小児甲状腺癌が注目されているが,被ばく線量の評価が最も重要である。チェルノブイリ疫学調査による放射線誘発甲状腺癌の病理組織所見はすべて乳頭癌であるが,Braf点突然変異ではなく,RET/PTCなどの遺伝子再構成が多く,放射線被ばくとの因果関係が推測されている。しかし,自然発症の甲状腺癌との鑑別は困難である。甲状腺濾胞細胞の可塑性とゲノム再構成が起きる病態生理の基礎を学ぶことで,放射線と甲状腺発癌リスクの関係についての理解を深める必要がある。
「はじめに」チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺癌の増加については,すでに多くの報告がある1)。その結果,東日本大震災に伴う福島原発事故では,避難者および周辺住民をはじめ,多くの国民が放射線被ばくによる健康影響に不安を抱いている。
「Keywords」放射線,甲状腺癌,発癌リスク,遺伝子異常


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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