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Theme 新世代の分子標的治療

新世代の分子標的治療 乳がん

がん分子標的治療 Vol.15 No.3, 39-44, 2017

服部正也岩田広治

乳がん薬物療法の治療指針は内分泌療法(いわゆるホルモン療法)への反応性,またヒト上皮成長因子受容体(HER)2発現の有無により大別され,内分泌療法と抗がん剤や分子標的薬による化学療法により組み立てられる。現在の臨床課題の1つは,これらの治療に対する抵抗性の克服であり,多くの分子標的薬の臨床開発が進められている。本稿では乳がんにおける新世代の分子標的治療として,それら分子標的薬のなかから細胞周期におけるサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6を標的としたCDK4/6阻害薬による治療について紹介する。現在,3種類のCDK4/6阻害薬(palbociclib,ribociclib,abemaciclib)の臨床開発が進められており,ホルモン受容体陽性HER2陰性進行・再発乳がんの治療において,内分泌療法との併用での臨床開発が先行している。いずれの薬剤も高い有効性とマネジメント可能な良好な忍容性が示されており,日本においても近々に臨床導入が期待されている。
「KEY WORDS」CDK4/6阻害薬/乳がん/palbociclib/ribociclib/abemaciclib


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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