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Theme 免疫療法の新しい展開

免疫療法を含む併用療法 免疫療法と放射線療法の併用

がん分子標的治療 Vol.15 No.2, 46-50, 2017

吉本由哉鈴木義行

抗腫瘍免疫は,がん患者における治療反応性と予後を決定する重要な因子である。近年の研究では,放射線療法においても腫瘍特異的な免疫反応が惹起され,その免疫反応が治療効果にも寄与していることが報告されている。われわれはこれまで,放射線により誘導される抗腫瘍免疫を新しい治療に応用するための検討を行い,化学放射線療法を受けた食道がん患者で腫瘍特異的なT細胞が誘導されること,さらにマウスの移植腫瘍モデルにおいて抗腫瘍免疫は放射線療法の効果を決定する重要な因子であること,免疫チェックポイントの遮断によりこの抗腫瘍免疫を増強することができることなどを示してきた。本稿では,放射線療法により抗腫瘍免疫が誘導されるメカニズムと,現在報告されている臨床試験など,免疫療法と放射線療法の併用療法の可能性について論じる。
「KEY WORDS」抗腫瘍免疫,放射線療法,免疫チェックポイント,アブスコパル効果


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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