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Theme 免疫療法の新しい展開

免疫療法の不適切使用の実態と問題点

がん分子標的治療 Vol.15 No.2, 20-28, 2017

下井辰徳後藤悌藤原康弘

近年,がんの免疫療法はがん治療の最も有望な領域の1つとして認識され,新規薬剤の開発や新規知見が示されてきている。特に免疫チェックポイント阻害薬が保険診療で使用可能となり,数多くのがん種へ適応が広がってきている。それとともに,免疫療法の不適切使用が問題となってきた。具体的には,不十分な副作用対策,適応外の疾患への投与,さらにはエビデンスの乏しい免疫療法が自由診療で行われている現状などが挙げられる。日本臨床腫瘍学会は,免疫チェックポイント阻害薬を受ける患者向けの声明文を出したり,『がん免疫療法ガイドライン』を発行して免疫療法のエビデンスを評価しつつ,最適な医療を示した。われわれは自由診療で行われている免疫療法のエビデンスと現状について分析するため,医療機関のウェブサイトについて評価したが,誤解のない正しい医療情報に基づいた免疫療法の情報提供がなされている医療機関は皆無であった。
「KEY WORDS」免疫療法,免疫チェックポイント阻害薬,不適切な治療,HONcode


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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