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Cancer biology and new seeds

卵巣がんにおけるPD-1経路阻害薬

がん分子標的治療 Vol.14 No.4, 70-76, 2016

濵西潤三万代昌紀小西郁生

進行卵巣がんに対しては,プラチナ製剤やタキサン系製剤の登場により腫瘍減量を目的とする化学療法や根治手術を組み合わせた集学的治療を行うことが多いが,長期予後は改善しておらず,新しい治療戦略が求められている。当科では卵巣がんに対するがん免疫逃避機構に注目し研究を進めるなかで,卵巣がんにおけるPD-1経路の解明を目指して研究を行い,がん免疫抑制が卵巣がんの進展や生命予後に密接に関連していることを明らかにした。そこで,化学療法が無効となった難治性の卵巣がんに対して抗PD-1抗体(ニボルマブ)を用いた医師主導治験を行い,一定の治療効果を認め,薬事承認を目指した拡大治験へと進んでいる。さらに,卵巣がんを対象としてほかのPD-1経路阻害薬の臨床試験(治験)も数多く展開しはじめているが,一方で課題も多い。
「KEY WORDS」PD-1,PD-L1,免疫チェックポイント,遺伝子変異,バイオマーカー


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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