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Theme 遺伝子解析に基づく新しい分子標的治療

遺伝子解析に基づくがん治療 悪性黒色腫
Cancer treatments based on genetic analyses : malignant melanoma

がん分子標的治療 Vol.14 No.1, 30-35, 2016

浦田透山﨑直也

「SUMMARY」悪性黒色腫に対する化学療法としてダカルバジン(DTIC)が標準治療とされてきたが,決して満足できる効果を得られてはいなかった。長い間大きな進歩がみられなかった薬物療法だが,2011年に分子標的薬であるベムラフェニブと免疫チェックポイント阻害薬のイピリムマブが米国食品医薬品局(FDA)に相次いで認可され,大きな転換期を迎えている。このうち分子標的薬については,20世紀終盤より多くのがん腫で使われるようになり,がん薬物治療の新薬開発の中心を担っている。悪性黒色腫についてもMAPK経路を中心にいくつかの分子異常が明らかになり,新薬の研究が行われてきた。なかでもBRAF阻害薬ベムラフェニブは第Ⅰ相臨床試験の時点でその高い奏効率が注目され,第Ⅲ相臨床試験において全生存期間(OS),無増悪生存期間(PFS),奏効率のすべてにおいてDTICを上回ることが報告された。その後,2011年に米国,2012年に欧州で承認され,日本でも2014年12月26日に承認を受けることができた。
「KEY WORDS」悪性黒色腫,分子標的薬,BRAF阻害薬,MEK阻害薬


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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