category13.gif


THINK ABOUT WOMEN 女性について考える

女性の体力と動脈硬化
Physical fitness and arterial stiffening in women

WHITE Vol.3 No.1, 76-81, 2015

林貢一郎宮地元彦

「1 はじめに」女性は男性と比較して約10年寿命が長い.これには全死亡率のおよそ30%を占める心血管系疾患の発症率の性差が,強く寿命の性差に寄与している.動脈硬化指数(動脈スティフネス)の増大は心血管系疾患発症の独立した危険因子であり,その性差や性ホルモン(特にエストロゲン)の関与についても多くの研究がなされている.日常での身体活動量の増加(トレーニングも含む)は,筋力や全身持久力などの体力を向上させ,また,心血管系疾患の発症リスクを低下させる.動脈硬化指数についても,特にウォーキングやジョギングといった有酸素性運動トレーニングの有益性については,多くのエビデンスがある.筋力トレーニングは骨粗鬆症やサルコぺニアを予防する有効な介護予防手段といえるが,このような筋力トレーニングが動脈硬化指数に及ぼす影響についても検討が進んでいる.これらの運動と動脈硬化の関係に関する研究分野の発展は,多くの日本人研究者の努力によるところが大きい.


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

【PR広告】

診療ガイドライン UP-TO-DATE 掲載開始

【PR広告】

目次から記事を探す