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特集 高齢者の体液管理

高齢者のCKDと透析の体液管理

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.4, 34-40, 2016

濱田千江子

慢性糸球体腎炎や糖尿病腎症への包括的な治療介入によって進展が予防・抑制され,末期腎不全のため透析導入に至る患者数が減少傾向である。しかし,透析導入患者数は今なお増加傾向であり,また透析導入年齢が高齢化しており加齢の影響による腎機能低下が原因と考えられる患者の割合が増加している。急速に高齢化が進むわが国において,高齢者の腎障害の実態を知り,加齢による生理的変化を考慮した生活指導を含めた慢性腎臓病管理を行うことは重要である。
わが国では,約30万人が維持透析を行っている。透析患者は腎機能が廃絶しているため,体液管理は患者自身の飲水・摂食量と透析での除水量とのバランスに依存している。さらに,腎臓は体液量のみならず電解質や酸塩基平衡を調整している。日常の診療では,過剰な飲水や摂食のため透析での効率を超えた体液過剰が問題となる場合が多いが,摂食不良や発熱,下痢などで体液不足になった場合には,事前に体液量や電解質に関する情報を収集したうえで細心の注意をはらった補液が望まれる。
「KEY WORDS」個人差,原因疾患,適切な生活管理,体液量・電解質評価


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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