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臨床セミナー 浮腫A to Z

第11回 血管性浮腫の特徴と対策

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.3, 66-71, 2016

堀内孝彦

浮腫は日常臨床で遭遇するありふれた症候である。その原因はさまざまであり,多くの場合慢性に経過するが,一部の浮腫は突発性に局所的に出現し,数日で完全に消失する。場合によってはその発作をくり返す。このような発作性の浮腫は,血管性浮腫(angioedema;AE)と呼ばれている。血管性浮腫は,クインケ浮腫とも呼ばれている。その理由は,ドイツの内科医Quinckeが1882年に報告した「突発性,限局性の皮膚の浮腫」にちなんでいる1)。血管性浮腫をきたす疾患は多岐にわたり,場合によっては命に関わることもあるため正しい診断と治療が重要である。
「血管性浮腫の特徴」浮腫の原因となる疾患はさまざまであるが,日常臨床では心疾患,肝疾患,腎疾患に伴うものが多い。これら一般的な浮腫の原因は,静脈圧やアルブミン濃度の低下による血管外への水分の漏出であり,慢性に経過し,範囲も広く全身性,対称性である。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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