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糖尿病性大血管障害 Controversy

糖尿病患者の心腎連関をどのように考えるか

Cardio-Renal Diabetes Vol.4 No.2, 22-33, 2015

野出孝一有馬秀二野見山崇

心臓と腎臓は体液調節などにおいて密接に連関している。どちらかの臓器に障害が起こると他方の臓器にも障害が生じ,これが心腎連関と言われている。また,糖尿病は心疾患と腎疾患に共通するリスク因子として知られている。たとえば,糖尿病性腎症による微量アルブミン尿は心血管疾患の独立したリスクであり,その機序としてインスリン抵抗性,終末糖化産物(AGEs),炎症性サイトカインなどが介在していると考えられている。このため,糖尿病の日常診療においても,心腎連関を見据えた治療対策が求められる。そこで,今回はアンケート調査の結果をもとに,循環器,腎臓,糖尿病のエキスパートの先生方から,糖尿病患者の心腎連関について討議していただいた。
「心腎連関に深く関与する,インスリン抵抗性とレニン・アンジオテンシン系」
野出:糖尿病の3大合併症の1つである糖尿病性腎症において,GFRの低下は心不全のリスクとなり,微量アルブミン尿が動脈硬化を惹起することなどが知られています。このため,糖尿病の治療においてはこうした心腎連関を断ち切ることが重要となります。そこで,今回は糖尿病における心腎連関をテーマとして,先生方と討議を進めさせていただきます。初めに,糖尿病における心腎連関の機序について,腎臓内科医の立場から有馬先生のお話を伺いたいと思います。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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