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カラーアトラス(Cardio-Renal Diabetes)

負荷心筋血流SPECT検査を用いた心筋虚血の定量評価

Cardio-Renal Diabetes Vol.4 No.2, 4-9, 2015

松尾信郎中嶋憲一林研至山岸正和

「はじめに」心臓核医学検査は,心外膜冠動脈および抵抗血管の虚血を診断し,心筋梗塞部位をみるために重要な役割を果たしている1)。冠動脈の狭窄の末梢領域に心筋虚血があれば,狭窄部位が責任病変であると診断される。狭窄部位の末梢領域が別の冠動脈からの側副血行によって灌流されている場合には冠動脈狭窄度の割には虚血が軽度な場合もある2)。一方,心筋血流検査で心筋虚血が証明される場合には,その後の患者のイベントリスクが高いということが,大規模研究の結果から証明されている3)。冠動脈疾患進展の過程では,虚血や梗塞,冠動脈狭窄以外にも,血管の石灰化や炎症といった病態が重要である。炎症に伴った血管内皮機能低下や冠動脈血流予備能を核医学検査によって画像化することで治療の必要な領域を同定することができる。石灰化やプラークといった解剖学的な情報は冠動脈CTによって評価でき,また,血管に生じた活動性の炎症はFDG-PETによって評価することができる。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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