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蘇生
病態生理から新生児心肺蘇生法アルゴリズムを理解する

Fetal & Neonatal Medicine Vol.9 No.3, 27-32, 2017

細野茂春

新生児心肺蘇生法(neonatal cardiopulmonary resuscitation;NCPR),特に分娩室での蘇生は小児・成人領域の心停止とその機序が異なる。成人の突然の心停止の多くは心原性心停止であり,その原因の多くは冠動脈の突然の閉塞による虚血性心筋障害,すなわち急性冠症候群による1)。一方,新生児においては胎内または胎外における酸素供給不足による呼吸原性心停止によるものがほとんどである。子宮内環境から子宮外環境へ移行,すなわち自発呼吸は85%の児において出生後30秒以内に出現する。この移行過程に不具合が生じたときに蘇生を必要とすることになる。NCPRのアルゴリズムは,出生後呼吸をしない新生児が胎内でどの程度低酸素にさらされていたのかを診断していくプロセスでもある。本稿においては,2015年版NCPRアルゴリズム2)に記載した番号に沿って,なぜそのような評価と介入が行われるのか,病態生理の面から概説する。
「KEY WORDS」NCPR/呼吸原性心停止/2015年版NCPRアルゴリズム/一次性無呼吸/二次性無呼吸


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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