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目で見る胎児・新生児の病態

双胎間輸血症候群

Fetal & Neonatal Medicine Vol.8 No.3, 5-6, 2016

佐地勉与田仁志中田雅彦

総括コメント:胎児は臍帯動静脈を介して胎盤の小部分である“胎盤小葉”でガス交換や物質交換をしているが,一絨毛膜胎盤では片方の胎児から流れてきた血液が一方の胎児側に流れていくことがある。双胎間輸血症候群(TTTS)は,一絨毛膜双胎に起こる特殊な血流障害で,共有している胎盤の吻合血管を介して,通常はバランスがとれているお互いの血液のバランスに偏りが生じたときに生じる。血液を余分に貰う胎児(受血児)は尿量増加,羊水過多が起き心不全,胎児水腫などを発症する。一方,血液を送り出すほうの胎児(供血児)は発育不良,腎不全,羊水過少症が起こる。これらは一絨毛膜双胎の約10%に起こり,無治療では2人とも具合が悪くなる。近年では超音波検査の普及によりTTTSは胎内で診断され,治療も胎児より可能となったこの分野を代表する産婦人科と新生児科の先生に解説をしていただいた。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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