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Meeting Report

第52回日本肝癌研究会

The Liver Cancer Journal Vol.8 No.2, 121-123, 2016

泉並木

第52回日本肝癌研究会の会長を拝命し,7月1,2日に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催しました。会員医師など1,000名を超える人にご参加いただき,大変盛り上がった会になりました。日本肝癌研究会は内科,外科,放射線科,病理など異なる専門の医師が一堂に会して,それぞれの立場から議論する有意義な会だと思っています。
C型肝炎ウイルスが,内服抗ウイルス薬の12週間の治療によって大多数の患者でウイルス排除(sustained virologic response:SVR)が得られ,しかもこれまでのインターフェロンではウイルス排除が困難であった代償性肝硬変患者に対してSVRが得られるようになりました。そこで,今後肝癌診療に2つの大きな変化が生じると予想されます。1つは,SVRを得ることによって肝硬変が進行せず肝機能の悪化が防げることです。そのため肝癌治療のアルゴリズムが変化すると考えられます。2つ目はSVRを得ることによって,肝発癌リスクが変化するため,サーベイランスシステムを変更する必要があるかどうかについて討議する必要が出てきます。そこで,高率にウイルス排除が得られるようになった年を反映して第52回日本肝癌研究会のメインテーマを,「肝癌診療新たなステージへ」にいたしました。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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