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パーキンソン病診療Q&A

Paradoxical gaitの機序とリハビリテーション

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.2, 46-50, 2017

乙宗宏範三原雅史宮井一郎

パーキンソン病(PD)は中脳黒質のドパミン神経細胞変性に伴う大脳基底核ネットワークの機能不全によって振戦,無動,筋強剛,姿勢反射障害などの運動症状をはじめとしたさまざまな症状を引き起こす進行性の変性疾患である。PDの有病率は10万人当たり100~150人程度とされるが,PDそのものが加齢に伴って発症頻度が増加することから,わが国を始め先進国では高齢化に伴い患者数は増加の一途をたどっている。歩行障害はPDの主症状の1つであり,移動能力の低下によるADL,QOLの低下だけでなく,転倒から寝たきりへの移行の原因となるなど社会的にも問題である。PDにおける歩行障害でしばしばみられるすくみ足では,視覚刺激や聴覚刺激などの外的cueを与えることによってすくみが改善する現象が古くから知られており,逆説歩行(paradoxical gait)と呼ばれる。本稿では,paradoxical gaitの機序とリハビリテーションの最近の知見について概説する。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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