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パーキンソン病診断のコツとPitfall

パーキンソン病での自律神経症状

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.2, 32-38, 2017

榊原隆次舘野冬樹山本達也長尾建樹

パーキンソン病(PD)は,黒質ドパミンニューロンなどの変性に伴い,運動障害を来す代表的な錐体外路疾患である1)。一方,PDで非運動障害を来すことはその原著にも記載され2),2015年の改定PD診断基準で大きく取り上げられている3)。非運動障害のなかには精神症状(ストレスうつ,幻覚,認知症など),睡眠症状〔レストレスレッグス症候群,レム睡眠行動障害(大人の寝言など),過眠など〕,感覚症状(嗅覚低下,痛み締め付け感など),および自律神経の症状がある。
自律神経には膀胱・生殖器(排尿・性機能障害),消化管(流涎/ 嚥下障害,胃部不快/ 胃食道逆流,便秘/イレウス/ 宿便潰瘍),心・循環(起立性低血圧),皮膚(冷え/ 網状皮斑/ 下半身の発汗低下/ 脂漏性顔貌),体重の減少などがあり2),このうち膀胱と消化管の障害が多い。自律神経の責任病巣は,多くが末梢線維と考えられ,過活動膀胱(overactive bladder:OAB,尿意切迫-頻尿症候群ともいう)には中枢がかかわっている。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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