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特集 プレシジョン・メディシンとアンチエイジング

バイオインフォマティクスとプレシジョン・メディシン

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.5, 20-26, 2017

伊藤薫

プレシジョン・メディシンは,2015年米国のオバマ大統領によって発表された“Precision Medicine Initiative”によって一躍有名になった概念である。それは個別化医療をさらに深化させた概念であり,最先端テクノロジーを用いて患者の個人レベルで最適な治療方法を分析・選択することを目的とするが,その実現のためにはバイオインフォマティクスは必須の技術となってきている。つまり,個人の臨床情報に加えて遺伝情報や他のオミックステクノロジーによってもたらされる莫大な情報を基に,患者個人をより精密に診断して最適な医療を行うためには,その“超”大量の情報が何を意味しているのかを理解し活用しなければならない1)。そのために,バイオインフォマティクスによってもたらされるテクノロジーの利用は,研究者だけでなく臨床家でさえも,もはや避けて通れない。
本稿では,バイオインフォマティクスは具体的にどのようなものか,近年になりその需要が高まった背景,そしてそれがどのようにプレシジョン・メディシンに寄与するのかについて簡単に触れてみたい。読者の先生方には,バイオインフォマティクスが決して近寄り難い物体Xではなく,利用可能で便利な道具であることを理解していただければ幸いである。
「KEY WORDS」ビッグデータ/バイオインフォマティクス/機械学習/プレシジョン・メディシン/オミックス


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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