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特集 細胞老化update

加齢関連肺疾患における細胞老化とオートファジー

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.4, 49-56, 2017

桑野和善荒屋潤原弘道皆川俊介

オートファジーは,ユビキチン・プロテアソーム機構とともに,細胞内自己成分の分解処理機構である。リン脂質の二重膜様構造からなるオートファゴゾームと呼ばれる小胞によって,タンパク質や小器官を囲い込み,リソソームに移送して融解分解する。非選択的な分解機構と,ユビキチン依存性あるいはミトコンドリアを特異的に分解する(マイトファジー),あるいは細菌を特異的に分解する(ゼノファジー)選択的分解機構がある1)。オートファジーは,定常状態におけるアミノ酸の供給だけではなく,種々のストレスにより増加した蛋白凝集体や傷害小器官を分解除去し,細胞内の恒常性を維持する。そのため炎症,免疫,感染,発癌,細胞死,細胞老化に至るまで,多様な細胞機能の制御に関与する1)2)。呼吸器疾患の病態においても,オートファジーの重要性が解明されつつある。
「KEY WORDS」オートファジー,加齢,喫煙,慢性閉塞性肺疾患,特発性肺線維症


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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