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特集 糖尿病に合併する動脈硬化症

2.循環器内科専門医から診る糖尿病合併動脈硬化の病態と診療
1)糖尿病と心血管病

Angiology Frontier Vol.15 No.3, 40-45, 2016

石原正治

糖尿病は動脈硬化を促進し,冠動脈疾患や虚血性脳卒中など心血管病の重要な危険因子である。しかし,腎症や網膜症などの細小血管病と異なり,HbA1cの低下は心血管病の予防に直結しない。心筋梗塞患者における糖尿病の合併頻度は40%程度であるが,糖尿病がないと考えられている症例でも経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行うと高頻度に糖尿病と診断される。このような新規に診断された糖尿病は既知の糖尿病と同等に食後の血糖上昇とインスリン抵抗性を認め,予後は不良である。糖尿病患者の心血管病予防では,食後高血糖やインスリン抵抗性を考えた血糖管理に加え,脂質や血圧などmultiple risk factorsの管理が重要である。
「KEY WORDS」食後高血糖,インスリン抵抗性,心筋梗塞,multiple risk factors


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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