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特集 腎病理をどう臨床に活かすか

糖尿病合併ネフローゼ症候群および特発性・続発性FSGSの鑑別をどうすべきか
Differential diagnosis for nephrotic syndrome of diabetic nephropathy and for etiologies of focal segmental glomerulosclerosis

Nephrology Frontier Vol.15 No.1, 26-29, 2016

小池淳樹

「SUMMARY」糖尿病合併ネフローゼ症候群では,糖尿病性腎症に沈着型糸球体疾患あるいはMCD/FSGS が合併した可能性を考慮する必要がある.前者は,沈着物の検出により容易に診断できる一方,後者については電顕所見の詳細な検討が必要である.また,FSGS の原因診断は,形態学的に原因特異的な病変が知られていないことから,一般に困難であり,臨床所見を含めた総合的な判断が必要である.
「Ⅰ はじめに」ネフローゼ症候群は,それに対応する糸球体の組織変化として,脚突起消失に代表される糸球体上皮細胞の変性(podocytopathy)と糸球体毛細血管基底膜(glomerular basement membrane: GBM)の破壊を伴う沈着症が認識されている.前者を本態とする代表的疾患として微小変化型ネフローゼ症候群(minimal change nephrotic syndrome:MCNS)と巣状分節性糸球体硬化症(focal and segmental glomerulosclerosis:FSGS)があり,後者には膜性腎症(membranous nephropathy:MN),膜性増殖性糸球体腎炎(membranoproliferative glomerulonephritis:MPGN),ループス腎炎(lupus nephritis),アミロイドーシスなどが含まれる.
「KEY WORDS」ネフローゼ症候群,糖尿病性腎症,巣状分節性糸球体硬化症,腎生検,糸球体上皮細胞


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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