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Glaucoma Q&A

Q2:前眼部新生血管の診断

Frontiers in Glaucoma No.51, 75-77, 2016

嵜野祐二久保田敏昭

Q:糖尿病網膜症の患者で汎網膜光凝固をすでに施行しているのに眼圧が上昇してきました.原因は何でしょうか.
A:糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉塞症の患者を診療する際には,常に血管新生緑内障の存在を念頭に置くことが重要です.細隙灯顕微鏡検査あるいは隅角鏡検査で前眼部新生血管(ルベオーシス)が認められた場合,診断は容易です.しかし,それらの検査でルベオーシスが不明瞭な症例にはインドシアニングリーンとフルオレセインを用いた前眼部造影検査を行えばルベオーシスの確実な診断が可能です.

症例:58歳女性
2009年7月に前医を受診した.両増殖糖尿病網膜症の診断で汎網膜光凝固を施行された.その後,両眼に水晶体再建術,硝子体手術を施行され,経過は順調であった.2015年3月に眼圧が右60mmHg,左27mmHgと上昇した.網膜光凝固を追加した.さらに緑内障治療薬4剤点眼,アセタゾラミドを内服するが眼圧コントロール不良のため,同年6月に当院を紹介受診した.

本記事は医師会員様のみ閲覧可能です。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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