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特集 後期高齢者の脳卒中予防治療 ―内科vs.外科―

未破裂脳動脈瘤に対する治療―内科の立場から
Medical treatment of unruptured aneurysms viewing from the stand point of internal medicine

脳と循環 Vol.21 No.2, 35-39, 2016

湧川佳幸

「SUMMARY」小型未破裂脳動脈瘤の破裂リスクは決して高いとはいえない.また,脳動脈瘤を有する高齢者は他疾患での死亡も多く,慎重な治療選択が必要であるため,観察も重要な選択肢の1つとなる.認知症の増加も考慮すると,全身的な健康管理といった内科医からの視点も重要である.脳神経外科医と脳に携わる内科医が協調しながら新たな標準的指針を模索し,これからの未破裂脳動脈瘤管理においては内科視点の説明や心血管病の総合的な管理を目指したチーム医療の推進が期待される.
「はじめに」くも膜下出血は脳卒中全体の死亡の約1割を占める.脳卒中の発作としてのくも膜下出血の予後は大部分が重症であり,その原因のほとんどは脳動脈瘤の破裂による.脳動脈瘤の破裂例では救命,再破裂予防を目的とした外科治療が第一選択となる.しかし,日本では頭部MR検査が普及し,脳ドックという独特の医療文化により,未破裂のまま偶発的に脳動脈瘤がみつかるケースも多い.
「KEY WORDS」小型未破裂脳動脈瘤,動脈瘤の自然歴,高齢化社会,神経内科医,脳血管内科医


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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