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特集 脳卒中治療ガイドライン2015

脳梗塞急性期の脳血管内治療
Endovascular recanalization therapy for acute stroke

脳と循環 Vol.20 No.3, 27-30, 2015

坂井信幸今村博敏藤堂謙一

「SUMMARY」中大脳動脈に対する限定的な局所線溶療法しか有効性が示せなかった血管内再開通療法は,2014~2015年に前方循環系の主幹動脈閉塞に対して,主にステントリトリーバーを用いた血管内治療を内科治療に追加し,高い再開通率を可能な限り早く達成することで内科治療単独よりも転帰を有意に改善することが示された.
「はじめに」脳卒中治療ガイドライン2015における脳梗塞急性期血管内再開通療法に関して解説する.推奨文は以下の通りとなっている.
①神経脱落症候を有する中大脳動脈塞栓性閉塞においては,来院時の症候が中等症以下で,CT上梗塞巣を認めないか軽微な梗塞に留まり,発症から6時間以内に治療開始が可能な症例に対しては,経動脈的な選択的局所血栓溶解療法が勧められる(グレードB).ただし,発症後3時間以内に薬剤投与が可能な患者に対しては,遺伝子組み換え組織プラスミノーゲン・アクティベータ(rt-PA)静注療法が第一選択となっていることに留意する.
②その他の部位の塞栓性閉塞やその他の条件で急性期局所血栓溶解療法(経動脈性)を行うことを考慮してもよい(グレードC1).
③急性期局所血栓溶解療法以外の血管形成術などその他の手技による局所再開通療法を行うことを考慮してもよい(グレードC1).
「KEY WORDS」endovascular therapy,mechanical thrombectomy,stent retriever,embolism,acute stroke


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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