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特集 医療経済の現状分析と将来

基礎医学とのダイアローグ
2.呼吸器疾患における健康格差と対策―喫煙を例に―

THE LUNG perspectives Vol.25 No.3, 73-76, 2017

長嶺由衣子近藤克則

健康の社会的決定要因が呼吸器疾患の主要促進要因の1つであることが明らかになってきている。米国・欧州両呼吸器学会によると,低所得,低教育歴,不健康な職業など,社会経済的に不利な集団は有利な集団に比べて呼吸器疾患リスクが約14倍も高くなる。日本人を対象にした分析でも,特に男性において教育歴で1.6倍の健康格差が認められる。また,呼吸器疾患の発症や死亡率に関連する健康格差に関わるリスクファクターの代表格として喫煙が挙げられる。本稿では,日本人においても呼吸器疾患での死亡率を2倍にすることが明らかとなっている喫煙を例として,健康格差のメカニズムに迫り,その対策について考えていく。
「KEY WORDS」社会経済的地位(SES),健康格差対策,メカニズム,リスクファクター,喫煙


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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