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特集 医療経済の現状分析と将来

たばこの経済損失

THE LUNG perspectives Vol.25 No.3, 65-68, 2017

五十嵐中

2014年度のたばこによる超過医療費は能動喫煙由来が約1兆1,669億円,受動喫煙由来が約3,233億円の合計約1兆4,902億円となった。ただし,この数字のみでの議論は早計で,公衆衛生上の課題を最優先にすべきである。また,「たばこの損失(超過医療費や超過生産性損失)」と「たばこの『利得』(たばこ税収など)」との比較のみで禁煙政策の是非を評価するのは誤りで,「禁煙政策の導入で,病気が減る・長生きできる」という健康上のメリットを考慮して初めて,医療経済的にも正しい議論ができる。多種多様の予防介入のなかでも,禁煙は費用が安く・効果に優れる「希有」な例であり,十二分に優先されるべき介入と言える。
「KEY WORDS」超過医療費,QALY,費用対効果,非関連医療費,たばこ


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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