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特集 医療経済の現状分析と将来

医療経済・医療政策からみたビッグデータの活用

THE LUNG perspectives Vol.25 No.3, 30-33, 2017

満武巨裕

様々な業務処理,通信過程で発生した膨大なビッグデータに対して,これまでみられなかったような速度での処理を行うことにより新たな知識や価値の創造(データに基づくイノベーション(data-driven innovation;DDI)を得る時代になった1)。例えば,交通・防犯分野では,活動状況のデータを獲得する技術(センシリング)が発達したことで,交通渋滞,治安の改善などの対策がなされ,我々の日常生活においてもその恩恵を受け始めている2)。しかし,医療経済・医療政策においては,その恩恵を十分に受けているとは言い難い。しかし近年,医療経済・医療政策分野においてもビッグデータと呼ばれる膨大な量の情報を保有するようになった。その1つが,厚生労働省が2009年から収集を開始した全日本国民の医療保険データを格納するレセプト情報・特定健診等データベース(NDB)であり,ヘルスケア分野における最大規模のビッグデータとなっている。本稿では,医療経済・医療政策からみたビッグデータの活用について解説する。
「KEY WORDS」レセプト情報・特定健診等データベース(NDB),データに基づくイノベーション(DDI),オープンデータ


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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