category13.gif


患者から医師へのシグナル

第77回 出会った人達と恵まれた縁に支えられて

THE LUNG perspectives Vol.25 No.2, 92-96, 2017

西田愛美

リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis;LAM)と診断されたのは就職して間もない23歳のときでした。それまで2度ほど血痰が出ており,地下鉄の駅の階段を上るときにしんどさを感じることがありましたが,就職して間もない頃だったこともあり「疲れているのだろう……」とあまり気に留めていませんでした。ですが,また血痰が出たのです。心配する父と口論になり,興奮してゼエゼエと息が上がり,ただ事ではないしんどさに襲われました。知り合いの紹介で独立行政法人国立病院機構大阪医療センターを受診。酸素の値が低いということで検査入院をすることになりました。そのときは原因がわかりませんでしたが,後に肺生検を行ったときについてくださった先生が過去にLAMを診たことのある方で,組織を米国に送り検査に出してくださったのです。その結果,LAMであることが判明。母は当時,医師に「5年生存率50%の病気」と言われたこともあり,かなり深刻に受け止めていましたが,私自身はそれほど症状もありませんでしたし,100万人あたり2~5人ほどの珍しい病気といわれても,自分のことであるというのにピンとこないような感じでした。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

【PR広告】

診療ガイドライン UP-TO-DATE 掲載開始

【PR広告】

目次から記事を探す