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第一線で働く医師たちからのオピニオン

立ち止まり,考え,正しくあるように

THE LUNG perspectives Vol.25 No.2, 88-91, 2017

遠藤正博

私はいわゆる医師家系に生まれ,医療が身近にある環境で育ちました。それでも高校生になると進路に迷いが生じました。そのような折,先に医学部に進学していた5歳上の兄が「病院実習に行くと,患者さんは,学生である自分に対しても信頼を寄せ,誠実でいてくださる。医師は尊い仕事だ」と話すのを聞き,医師の道を目指してみようと決意しました。
2000年に鳥取大学医学部を卒業後,第三内科(呼吸器内科)に入局。最初に担当したのは末期の肺癌患者さんでした。挨拶に伺うと「先生よろしくお願いします」と,兄の言葉通り患者さんは卒後すぐの私にも敬意を払ってくださいました。その時,これは「私」にではなく「医師という職業」に対する敬意であり,先輩方の培ってきたイメージに泥を塗るわけにはいかないという思いを強くもちました。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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