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いま振り返る研究の日々

第11回 肺機能に遺伝の影響はあるか? 双生児研究から答える

THE LUNG perspectives Vol.25 No.1, 94-98, 2017

川上義和

遺伝と環境は,すべての疾患の病因(原因,危険因子)にはもちろん,病態,治療の効果にも関わっている,と私は信じている。もちろん,病因としての単一の原因だけでなく,複数の危険因子にも遺伝と環境が関わる。しかし,どの疾患についても,遺伝(子)とは具体的に何か,環境因子とは何か,という問題は必ずしも詳らかにされていない。さらに,遺伝子と環境の具体的な因子(例えばタバコ煙)との間には相互作用がある,さらに言えば環境の具体的な因子により遺伝子が活性化あるいは不活性化されるというから,話はより複雑である。
遺伝病といわれている疾患でさえ環境が重要と確信する家系に出会ったことが,これから書こうとする私の臨床研究のきっかけだった。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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