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特集 呼吸リハビリテーション:サイエンスからみた将来展望

COPD の運動耐容能と心機能

THE LUNG perspectives Vol.24 No.4, 69-73, 2016

服部久弥子

慢性閉塞性肺疾患(COPD)における労作時呼吸困難は,日常生活における身体活動性低下(physical inactivity)と密接に関係し,健康関連quality of life(QOL)の低下を招くことから,近年では,身体活動性向上を目指す指導介入に目が向けられるようになってきている。身体活動性に影響を及ぼす運動耐容能には,筋肉,心血管系,肺の三要素が互いに密接に影響し合っており,これら三要素のバランスにも配慮する必要がある。また,COPDにおける呼吸器病変と循環器病変の間には密接な相互作用があり,心血管疾患併存の機序を解明し,それを踏まえた治療・管理方法を確立することは,COPDの予後改善を図るうえでも重要である。身体活動性の向上は運動耐容能の向上だけでは必ずしも得られず,患者の生活環境や行動様式まで踏み込んだ何らかのアプローチを図ることが今後の課題である。
「KEY WORDS」COPD,運動耐容能,身体活動性,サルコペニア,運動療法


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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