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特集 呼吸リハビリテーション:サイエンスからみた将来展望

動的肺過膨張による病態と治療

THE LUNG perspectives Vol.24 No.4, 48-52, 2016

矢幅美鈴川田奈緒子巽浩一郎

慢性閉塞性肺疾患(COPD)では換気需要の増加の際に呼吸回数が増加し,その結果エアートラッピングが生じ肺内の残気量が増加していく。これを動的肺過膨張という。動的肺過膨張は労作時呼吸困難や運動耐用能低下に大きく関係している。その要因として肺過膨張による呼吸筋への負荷の増大や吸気筋の機能低下,また最大吸気量の減少に伴う運動負荷時の1回換気量の増加制限などが考えられる。中等度以上の気流閉塞を有するCOPD患者ではADL 動作においても動的肺過膨張が認められる。また軽症の気流閉塞の患者においてさえ運動負荷時には動的肺過膨張が出現し運動耐用能を低下させうる。気管支拡張薬はエアートラッピングを軽減し肺過膨張を減少させることで労作時呼吸困難や運動耐用能を改善させる。
「KEY WORDS」労作時呼吸困難,エアートラッピング,最大吸気量,1回換気量,呼吸回数


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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