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特集 超高齢社会における循環器疾患

トピック デスティネーション治療(DT)としての補助人工心臓

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.2, 57-60, 2017

安斉俊久

移植待機患者に対する植込み型左心補助人工心臓(left ventricular assist device:LVAD)は,拍動式の体外設置型から連続流式の植込み型へと時代は進歩し,合併症の軽減とともに予後は改善されたが,年齢は植込み型LVADにおいても予後を規定する重要な因子であり,腎機能障害や各種併存疾患とは独立したものであるとされている1)。また,LVADによる治療効果は,拡張型心筋症に比較して虚血性心筋症(ischemic cardiomyopathy:ICM)において低く,高齢者ではICMの頻度が高いことも予後が不良の原因といわれている2)3)。国内では,移植適応は65歳未満とされ,原則的に65歳以上の高齢者に対して植込み型LVADが装着されることはないが,今後,移植を前提としないデスティネーション治療(destination therapy:DT)の治験が開始され,高齢者に対しても適応拡大される可能性もある。本稿ではDTの適切な症例選択やこれからの課題について述べることとする。
「KEY WORDS」補助人工心臓(VAD),デスティネーション治療(DT),重症心不全,高齢者,フレイル


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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