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特集 超高齢社会における循環器疾患

総論

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.2, 15, 2017

木原康樹

わが国の医療現場が高齢者シフトを起こしていることに異論は少ない。高齢者問題は統計学上の問題であったり,近未来の問題であったりした訳であるが,ここに至り現実のものとしてわれわれの医療を覆い始めている。一方,そのような言葉に馴染んできたはずの医学・医療者が,その時代の具体的変化に対応し処策を見出したかと云えば,はなはだ覚束ない。年齢を重ねるごとに増加し,対象者の多くが高齢世代に属する循環器疾患の診療もその例外ではないであろう。日本心不全学会は「高齢心不全患者診療に関するステートメント」を昨年10月に発表したが,その中において,高齢者における生命予後の考え方,全身状態や併存症掌握の必要性,長期薬物治療の問題点,デバイス治療適応の是非,在宅医療の重要性,それにACP(advance care planning)や終末期医療の実践などについて提言を行った。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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